シャツとアイロンがけ
朝、ぱりっとしたシャツに腕を通し、出掛ける時の気持ち良さったら。
一方で、洗濯行程の終盤項目となるアイロンがけは、ちょっとめんどうくささもついてまわるのもまた事実。
そもそも人体が曲線だらけの立体だから、それに合わせて作られた衣服は平面に収まらない。一方をかけたら一方がシワになる、の無限ループは当然でしょうか。
工場では幾種類ものウマ(と呼ばれる曲線の塊)にあわせてアイロンをあてて仕上げますが、ご家庭では、、、ということで
『熱を持っている状態から冷める瞬間に、形が決まる』という繊維最大の性質を活用し、
・いちばん綺麗に見せたいところをいちばん最後にかける(別の部分ををかけている間に冷めたところがシワになるのを防ぐ)
・比翼部分は地の目方向(首⇔裾の縦方向)に軽く引っ張りながらアイロンをかけ、引っ張りながら冷ます。(地の目方向に繊維が整列して冷めた時、本当に綺麗になります。)
・アイロン後すぐに肩のところが分厚く、人体に近い形のハンガーにかけ、冷ます(首、肩、腕にかけての複雑な曲線でシワができやすいのを防ぐ)
冷ます瞬間にこだわると、他はまあまあでもグッと綺麗に仕上がるのではないでしょうか。
なにか気になるものがあったらお試しください。生地との相性もありますし、蒸気の使い方も含めアイロンがけは本当に奥が深い。深すぎる。生地のはなしも追々していきたいので続きはまた合わせて。
・2/29(mon)-3/6(sun)【大阪】心斎橋ronronnementにて受注会
Galop イベントページ https://www.facebook.com/events/726035947498448/
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