雨の日には雨の日に読みたくなる、梨木香歩『家守綺譚』 さらさらっと読むと、植物や人柄の描写に優しく包まれる、淡いお話。 じっくり読むと、壮大な死生観のお話なのかなぁとも思います。 何回も読み直したい作品のひとつ。 私は、葡萄の場面に息をのみました。梨木さんの作品は、いつも最後に生きる...
石に枕し流れに漱ぐ最近、夏目漱石にはまっています。 読書が好きなのですが、夏目漱石の作品はちょっと苦手で、読めずにいました。私のひねくれた部分がそうしていたんでしょうね。愚かでした。 漱石枕流を由来としているのも納得の、あのような詭弁詭弁詭弁、、、詭弁のてんこ盛り!!...